2024/04/16
女性の宝・・・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
「いつまでも元気で、きれいな肌を保ち、心身共に美しく」永遠の願いですね。 古くから中成薬(漢方薬)には女性が生まれつき持っている自然の美しさを引き出すための生薬がたくさんありました。
たとえば当帰(とうき)・芍薬(しゃくやく)・川キュウ(せんきゅう)・地黄(じおう)・紅花(こうか)・桃仁(とうじん)などです。
使う部分は根や茎、花、実など。婦人病の漢方薬にもよく使われています。
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)は、成分の70%をしめる当帰を主成分とした、9種の生薬で構成された女性の諸症状を改善する漢方薬です。
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)には、当帰の他にも気や血を補う生薬が多数配合されています。
また、血液を補う生薬は栄養価が高く、人によってはもたれを感じる事があるのでこれを予防し、薬の吸収を良くする為の健胃生薬も配合されています。
薬草: 当帰(とうき)
【セリ科】 トウキ、カラトウキ
当帰(とうき)は、セリ科の植物の根で、強い芳香があります。甘辛く、体を温める性質があります。
薬用として使われているのは、地中に30cmほど伸びた肥厚性の根の部分。精油成分・ビタミンA類・B12・葉酸などを含んでいます。 根そのものには弾力があり、香気が高いものほど上等品といわれています。
中国においては古来より「女性の宝」といわれ使われてきました。
★~当帰以外にも、気や血を補ったり、胃腸を活発にする生薬も配合~★
婦宝当帰膠 に含まれる 生薬 (当帰以外) |
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芍薬(シャクヤク) ボタン科の芍薬の根。 |
地黄(ジオウ) ゴマノハグサ科の カイケイジオウの根。 |
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川?(センキュウ) セリ科のセンキュウの根茎。 |
阿膠(アキョウ) ウマ科のロバの皮の抽出物。 |
党参(トウジン) キキョウ科の ヒカゲツルニンジンの根。 |
茯苓(ブクリョウ) サルノコシカケ科の マツホドの菌核。 |
黄ぎ(オウギ) マメ科のキバナオウギの根。 |
甘草(カンゾウ) マメ科のカンゾウの根、及びストロン。 |
月経・妊娠・出産は女性特有のものです。この働きには生命のエネルギーである「気(き)」と、体に栄養分を与え巡らす「血(けつ)」が関わっており、特に「血」は女性の健康と美しさに欠かせない大切なものです。
中医学でいう「血」は、人の生命活動を維持する基本の物質です。顔色が良く、艶やかで、皮膚も潤っていて、髪にも光沢があるのも、十分な「血」があるおかげです。 心などの精神活動を支えている物質的な基礎も「血」なのです。
女性は初めての生理を迎えてから女性らしく成長します。生理のサイクルが順調であれば、いろいろなホルモンが溢れ、体調も良く、肌も美しくなります。
当帰は、養血(ようけつ、足りない血を補う)と、活血(かっけつ、血の汚れをきれいにし、サラサラにし、流れをよくする)の働きがあります。 また、当帰には子宮機能を調整したり、女性ホルモンのバランスを整えたり、妊娠しやすい体を作ったりする働きがあります。
女性にとって大切な生薬ですね。
女性はいつも血を養うよう気をつけることが大切です。
体のなかから整えていきましょう♪